[R32アイドリング不調 part2]

■エアフロの不調、故障
エアクリーナーの直後に付いてます。ブローバイガス中のオイルがアクセルのON、OFFによって逆流して、A/Fを汚損させ正確な数値を検出出来ないようにしてしまうものです。これまた掃除をすると簡単に直る場合が多いです。
掃除は必ず本体が冷えてる時にやってください。エンジンを切った直後等の熱を持ってる時にやると、センサーがブチ切れてしまいます。
まずはバッテリーを外し(学習機能をリセットする為)、少し離れたところから(センサーは細い針金ですので勢い良くかけるとブチ切れる可能性あり)ブレーキクリーナー等のパーツクリーナーを拭きかけるだけです。
十分に乾くのを待ち、バッテリーを接続すれば完了です。クリーナーが十分に乾く前にエンジンをかけて冷汗が2リットル出たのはこの私です(笑)
私はメンドクサガリヤなので本体につけたまま掃除しますが、念の為にセンサーは本体から外してから掃除したほうがエンジンの為には良いです。この症状の時はエンジンの回転全域でトルクが無いような感じがするとの事です。

■O2センサーの不調、故障
タービン出口に付いてます。高回転を多用している人や異常燃焼をした事が有る車では先端のセンサー部が破損します。サーキットによく行く、燃料にレギュラーを使っていながら高回転を使う等の場合、あっさり逝きます。
アイドリング時にはここで、出てくる空気の酸素濃度を調べて燃料の量を調整します。センサーが破損していると酸素濃度を間違って測定して燃料を減らします。その結果トルクが無くなりエンストする。
逝っちゃてる場合(コンサルタントにかければ一発でわかります)は、新品交換しかありません(新品\21700)。この症状のときは季節(外気温度)によって不調が出たり出なかったりします。

■インマニのガスケット抜け
ブースト計の数値が異常(ブーストも掛からない、負圧も出ない)です。
RB20は普段エアコンOFF時に450〜490mmHg、エアコンONで420〜450mmHgほどになるはずです。(気温、使用オイル等でも違う)これが 最悪時にはアイドリング時に190mmHgほどしか負圧が掛かりません。これはインマニのガスケットを交換する以外の手段はありません。 この症状は長い期間エンジンを止めておいてエンジンをかけようとするとはじめの1回は掛かりません。 比較的毎日乗る人ではそのような事は起こりません。
発見方法としてインマニのガスケットに向けてブレーキクリーナーを吹いた時に一瞬エンジンの回転が落ち込む、又はエンジンが止まってしまうなどの反応がでます。これはブローバイガスのオイルで塞がっていたインマニの隙間が洗い流されてしまうからです。

■プラグがかぶっている
高回転、高ブーストに余りしないのに高い熱化のプラグを入れたり、プラグにカーボンが付着していたりしていて起こります。
普通の人は7番(NGK相当)でもよいのですが、8番、9番をいれてちょい乗りを繰り返す。アイドリング時間が異常に長い。止める前にアクセルをあおる(これはキャブ車のエンジンが掛かり易いようにしておくのを真似ているだけ)の場合に起きます。プラグを外してみて綺麗に狐色なら良いですが黒くなっていたり、ガソリンで濡れていたりしているならばプラグを洗浄、交換してください。

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